館に向かって歩いて行くと、手前にシャレた’風のモニュメント’が立ち、何となく胸をワクつかせて館内に入るとホール正面に大きな地球儀(海底儀)。その回りを取り囲むように20台のVTR映像が刻々と青く澄んだ海を映しだし、さながら海の底にいるような不思議な錯覚にとらわれます。
ここが「海へのいざない」のコーナーで、館内は他に「ようこそ赤穂へ」「海を知ろう」「塩のギャラリー」のコーナーで構成されています。まず、左手の「塩のギャラリー」に向かうと、ここでは塩の歴史や製塩方法の変遷、塩の役割や用途が紹介してあり、面白いのがコンピュータによるQ&A。
瀬戸内海と塩に関する問題が出題され、なかなかの手強さです。隣の研修室では常時「赤穂の塩づくり」がビデオで放映されていて、BGVに「浜すきうた」が流れるなど情感も豊かで、つい引き込まれてしまいます。「塩のギャラリー」の反対側の棟にあるのが「ようこそ赤穂へ」で、ここでは瀬戸内海の生い立ちや地層、生島の原生林など、赤穂の自然に関する内容が写真や絵図、化石や標本等を交えて紹介してあります。
次いて「海を知ろう」のコーナーで、ここは海の謎を探り、海の科学を探求するのがテーマになっていて、コンピュータを駆使した’テレビ水族館’で海底探査が楽しめたり、生態展示の水槽ではメバルなど瀬戸内海の潮間帯の生き物たちの姿が見られます。 |