くぼっち文庫でご紹介させて頂いた、赤穂市有年原在住の元中学校校長の久保良道さん(66歳)が、『戦没者に想う 赤穂の人々と戦争』と題して、赤穂の戦没者の実態をまとめた書籍を自費出版されました。
久保さんは幼い頃に父の良一さんを戦争で亡くされました。その当時は祖父が健在だった為、寂しく思う事があまりなかったそうです。ただ、敗戦の年、ビルマ(現ミャンマー)のぺグー山麓を転進中に戦死した父のことが心の中から消えることはなかったそうです。
そのことから、戦没者(特に赤穂の戦没者)や、遺家族の無念さや悲しさは計り知れないものではないのだろうか、、、と強く思い、いろんな資料を収集するきっかけとなったそうです。
また、定年退職後に勤めた赤穂市立民俗資料館で、出征兵士の名簿や、戦争に関する様々な資料にふれ、このままこんな貴重な資料を眠らせるわけにはいかないと、赤穂遺族会や妻の故・眸先生の協力を得て執筆を決心されました。
神戸新聞にも記事が掲載されました。