マリンスポーツ真っ盛りのシーズンですが、今回は多島美、瀬戸内海が目の前に広がる赤穂の地を生かし、ヨットを通じて一人でも多くの人が海に親しみ、海をこよな愛する機会をつくるという目的で様々な活動を行っている赤穂ヨットクラブをご紹介します。昨年4月に記念すべき10周年を迎えたのと同時に念願のクラブハウスも開設されております。このクラブハウスに会長の長安さんを訪ねてお話を伺いました。
海の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたい
赤穂ヨットクラブは、お金もない、艇もない、ハーバーもない、無い無いづくしから作り上げたサークルで、1991年に4月に活動を始めました。創設以来海洋スポーツを普及させる事業を行ってきた成果として、海のすばらしさを体験する人も増え、現在では会員49名、ジュニア会員13名と年々増加しています。所属艇はセイリングクルーザーが19艇、和船4艇となっており、クラブが所有しているのはジュニア用OPが9艇です。メンバーは公務員、自営業者、会社員と本当にいろんな人がいます。ほとんが男性で女性は残念ながら2人だけです。平均年齢は40代〜50代とやや高齢化してきているので、若い方で入りたいという方は大歓迎です。
ヨットを通じて交流の和を
当クラブは、平成5年に赤穂市体育協会に加盟させていただき、年ごとに発展してきていると思っています。活動は、クラブ事業を中心とした各艇の運行計画の調整、会員の情報交換の場としての月1回のミーティング、クラブ通信の発行を行っています。このほかクラブ主催の「あこうわくわくヨットレース」の開催、ペーロンヨットレースなど他地域で開催されるレースへの参加、
ジュニアヨットスクールによる子供たちの指導を行っています。また諸団体からの要請に応じてヨット体験の研修を受け入れています。今日も赤穂市の姉妹都市である笠間市のボーイスカウトの皆さんを乗せる予定をしていましたが、台風の影響で中止になってしまいました。(残念)
ハウステンボスまでの航海は最高でした!
ペーロンヨットレース、牛窓カップレースや阿波踊りヨットレースなど各地のレースに参加し、メンバーが優勝したこともありますが、一番の思い出は、平成12年に参加したハウステンボスヨットレースですね。それはレースの思い出というより大会会場までの航海がとても楽しかったんです。行きは瀬戸内海の知らない島々に立ち寄りながら2週間かけての航海。食事は島で、寝泊りはヨットでというように冒険旅行みたいでワクワクドキドキの航海でした。子供たちも途中まで一緒に乗せていきましたので大喜びでしたよ。
未来のセーラーを育てたい・・・
平成4年から平成9年まで親子ヨット教室を行っていましたが、これはどちらかといえばヨットの楽しさを体験してもらおうということでクラブの所属艇である大きなクルーザーに乗ってもらっていましたが、平成10年からは、未来のセーラーを育てたいということで春6回、秋6回のジュニアヨットスクール開校し、1人乗りのディンギーというヨットの乗り方を指導しています。基本技術は海浜公園の湖で覚えて、その後海へ出て行きます。子供たちの上達は早く、今年入ったメンバーでも立派にレースに参加しています。もちらん私達大人も子供に負けないよう帆走技術を磨いて、海外レースに参加したいと思っています。
いつでも気軽にヨットを体験してください!
ヨットというスポーツは、条件が限られていたり、指導者も少なく、日本ではお金持ちの遊びだというイメージが強く、あまり普及していないスポーツです。誰でもが好きな時にヨットに触れ、海に出かけるスポーツとしてもっと盛んにならなければならないと思っています。大人も子供もヨットを体験したいという方、また子供会や各種団体など40名〜50名までなら研修受入させていただきますのでお気軽にご連絡ください。連絡先 長安(TEL42-1346)
赤穂ヨットクラブの公式ホページはこちらから

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